どこへバックアップするか

今使っているパソコンが壊れて動かない、ハードディスクの中身が壊れたときを考えれば、どこへバックアップすればいいかがわかってきます。
同じハードディスク内にバックアップしていたのでは、必要になったときに取り出せないという事態に陥ります。
ですので、「物理的に別のものにバックアップする」ことになります。

CD-R/CD-RWを使う

CD-Rは、650/700MBの容量があり、1枚あたり100円程度です。
最近では、どのパソコンでもCDドライブがついているので、運用が楽です。
表面の有機色素にレザーを照射して焦がすことで記録するもので、磁場につよく保存も楽です。
ただ、焦がしてしまった部分が元へ戻せないため、記録したものを消去して、また書き込むといったことができません。そのため、日々のバックアップ運用には、向いていません。

CD-RWは、色素を焼ききるのではなく、その部分を熱で変形させることで反射率を変化させます。変形した部分は、また熱によって戻すことができますので、記録したデータを消去し再書込みが可能となります。
パケットライト方式を使えば、フロッピーディスクやMO、ハードディスクのように使うことができます。
しかしCD-RWへの書き込みがとても遅く、毎日使うにはストレスを感じてしまいそうです。

MO(光磁気ディスク)を使う

磁気記憶方式と光学方式を併用し高密度で書込みができるようにしていますのでフロッピーディスクと同じぐらいの大きさなのに128MB?640MBの書き込みができます。(それ以上のものもある)
ファイルのコピーもフロッピーディスクやハードディスクのような感覚で操作できますので、運用が楽です。ただ、大容量のものになると特に書き込み速度が遅くなります。
また、専用のドライブ装置が必要となるため、どのパソコンでも読めるというわけにはいきませんが、最近ではUSB接続のドライブ装置が一般化していて小型化していますので、ドライブごと違うパソコンに接続しなおして使うことができます。
頻度の低いバックアップには、丁度いいかと思います。

USBメモリスティックを使う

日々のバックアップ運用を考えた場合、今一番おすすめなのがUSBメモリスティックです。
ハードディスク並みに高速で書き込めますし、容量も1GB以上のものまで出てきています。価格も1GBで5000円程度と使いやすくなってきました。持ち運びも便利です。

USB接続のハードディスクを使う

USB接続のハードディスクも使い勝手がよくなってきています。
60?120GBで、1万5000円ぐらいでしょうか。サイズもビデオテープを一回り小さくしたぐらいで、USBから電源を取るタイプならコンセントも不要です。
仕事などの環境をハードディスク内にそろえておけば、ネカフェに行って仕事なんてこともできそうです。

LANで接続された別のパソコンを使う

LANで接続された別のパソコンにバックアップを取る方法もあります。
ファイル共有を使って、相互のデータをバックアップしておきます。
LANでのファイル共有を構築するには、LANを使うのページを参照してください。

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