インターネットに接続するために
ネットワークとIPアドレスのページの最後でIPアドレスの設定ウィンドウを開きました。
ここで、「次のIPアドレスを使う」に「デフォルトゲートウェイ」、「次のDNSサーバーのアドレスを使う」に「優先DNSサーバー」と出てきています。
この、デフォルトゲートウェイとDNSサーバーアドレスが、インターネットに接続するために必要になってきます。
デフォルトゲートウェイ
デフォルトゲートウェイとは、なんでしょうか?
「インターネットにつなぐために必要」と書きました。確かに必要なんですが、本当の意味は、「他のネットワークへ通り道」のことなのです。
たとえば、LAN内のパソコンでYahooのサイトを見てみたいときを考えてみます。
Yahooは、LAN内にありますか?無いですよね。LANの外のネットワーク、つまりインターネットにあるわけです。そこで、門番の「デフォルトゲートウェイ」にお願いするわけです。
インターネットに接続している機器は?そう、ルーターですね。
というわけで、デフォルトゲートウェイのアドレスは、ルーターのアドレスになります。
たいていのルーターは、標準設定で 192.168.xx.1 というように1番に設定されていると思います。
DNSサーバーとは?
ネットワークとIPアドレスの最初の方で、「TCP/IPというプロトコルを使ってLANを構築します。インターネットもTCP/IPを使っています。TCP/IPではIPアドレスを使ってアクセスします。」と書きました。
例えば、Yahooを見る場合も、このIPアドレスを使ってアクセスします。
http://203.216.243.240/
上をクリックしてみてください。Yahooがひらきます。
ところで、このIPアドレスは知ってました?
私は知らなかったですよ。この文章を書くので調べて見ました。
普通は、こんな感じ
http://www.yahoo.co.jp/
www.yahoo.co.jp のIPアドレスを知らなくても、www.yahoo.co.jpでアクセスできるのは、www.yahoo.co.jpを203.216.243.240に変換してくれてるのです。
それを行っているのが「DNSサーバー」なのです。
TCP/IPのIPアドレス自動取得とは
TCP/IPのプロパティの設定で、自動取得に設定すると何が起こるのでしょう?
パソコン起動時に、自動的にLAN内で問い合わせを行い、その結果ルーターから
1.IPアドレス(サブネットマスクもセットで)
2.デフォルトゲートウェイ
3.DNSサーバーアドレス
この3つ(4つ?)が設定されます。
ルーターは、こういった問い合わせに対して割り当てを行っています。
これを「DHCPサーバー」といいます。
また、手動で設定して、インターネットに接続するためには
上の3つの設定をすればつながるということになります。
LANを構築する
ネットワークとIPアドレス
インターネットへ接続するために(TCP/IP)
接続テスト
共有サービスの設定
ファイルやフォルダを共有する(共有の許可)
LANでプリンタを共有する
LANで困った時の対処法